お久しぶりです。
こはなは2歳2ヶ月、私は妊娠5ヶ月、みな元気です。
つわりもずいぶんおさまって、
少しパソコンにむかう元気が出てきました。
妊娠中の目の疲労によるしんどさも、
つわりの重さに比例するんだなあという感じです。
一時期は15分パソコンの画面を見ただけで、
もう何時間か立ち直れないほど全身に影響が出ました。
でも、つわりがラクになると、それに伴い
目の疲れもずいぶん減りました。
今日は3回目のシュタイナー幼稚園の未就園児クラスに行ってきました。
未就園児クラスは、子供たちは遊び、母は傍らで手仕事、
というのが基本です。
園の玄関を入ると、まさにシュタイナーという
一面淡い桜色の世界が広がっています。
壁紙からカーテン、先生のエプロンにいたるまでが、皆ピンク色。
天井の電球は薄い布で覆われていて、
点けても淡い光がもれるくらいになっています。
そのロマンチックな世界の中、そこここに羊毛で出来た
ふわふわの妖精さんや動物たちがたたずんでいます。
もちろん家具もおもちゃも手作りの木で出来た温かいもの。
木の枝を切っただけのつみきや、
どんぐりやクルミのおままごと、
手作りのウォルドルフのお人形たちは、
毛糸で織ったお布団に包まれて眠っています。
よく、シュタイナー園を見学した親や教育者が
その外観だけをまず真似ると批判されることがありますが、
実際自分が中に足を踏み入れて、その空間の心地よさを体験すると、
これだけでも真似たくなる気持ちはよく分かります。
だって、本当に自分も子供もこんなに居心地がいいのですから。
そこで柔らかいメロディーの手遊び歌やお祈りの言葉を聞いていると
本当に安らかな満たされた気持ちになります。
そして、子どもたちにも優しい気持ちで居続けられるのですよね。
色の心理的効用って、今更ながらこんなに重要なんだなあと感じます。
そして私は、シュタイナー園の魅力は、
そこに集まるお母さんたちにこそあるとも思っているのですが、
本当に皆さん穏やかで、子ども達への目線が温かいなあと思います。
その上、きちんと自分というものを持ってらして、
日々実践もされている。
それが言葉尻や姿勢からにじみ出ています。
先生の穏やかな姿勢もとても魅力的で、
いつでも一貫して子どもたちを待ってくれます。
やんちゃな男の子が小さい子を叩いてしまった時、
先生は泣いている小さい子を優しくなだめた後、
叩いてしまった子をそっとキッチンに呼びます。
そして、テーブルに座って温かいお茶を勧めます。
決して頭ごなしに責めたりはしませんし、
逆に子どものけんかだからとほうって置くわけでもありません。
こういう事って、出来そうでなかなか出来ないのですよね。
そんな中、今日は先生から
幼児の生活リズムと「おおい」の必要性について
お話ししていただけました。
シュタイナーの言う「おおい」とは、
子どもを育てるための保護され守られた空間のことです。
それは、子宮であったり、衣服であったり、家、
必要以上の音刺激からの保護という意味での木のおもちゃや
テレビの批判なども含まれます。
もっと深い意味では、生命や魂のおおいということで、
生活リズムや大人からの愛情や親の生きざまなど、
子どもたちを必要以上に早く目覚めさせてしまう刺激に満ち溢れた
現代では、特にそのおおいがとても大切になってきます。
私は、自然育児と言われる教育法の中でシュタイナーの特徴を考えると
この「おおい」という考え方が際立っている気がします。
自然育児というと、自然の中でめいっぱい遊んで心も体も解放!という
イメージが私にはあったりしたのですが、
シュタイナーは逆に子どもを包み込みます。
子どもが早く目覚めすぎないように、外の刺激を受け過ぎないように
薄いベールを持った大人の両腕で子どもたちを包み抱いて、
優しく守っているようです。
それが母たちのハミングであったり、鳥のさえずりであったり
柔らかい羊毛やシルクの布の手触りであったり・・・。
他の自然育児と言われる教育法のお話を聞く中で、
どれもとても納得できるし、すばらしいと心から思う中で、
そうして私がシュタイナーを一番身近に感じるかと言えば、
この温かい柔らかい心地よさ。
理論なんかよりも、自分自身がそこに身を置いて
この包まれている安心感から離れたくないという思いがあるから
なのだと思います。
これは本当に単なる好みの次元だと思うのですが・・・。
そして、その「おおい」を大切にするシュタイナー教育では、
家という保護膜を大切にしていることもあり、
例えば園舎のない、森が園舎です!というような自然系の園を
批判したりすることもあるのですが、
シュタイナーにおける外遊びの位置づけ、
具体的な時間などを質問させていただきました。
それについての先生のお答えは
「子どもには呼吸が必要です」というものでした。
呼吸と同じように、子どもの生活には、
内と外、外と内という繰り返しがとても重要だということで、
ずっと外にいるのもずっと内にいるのもいい事ではない。
午前中外遊びをしたら、家の中に戻りお昼をとる、
そしてまたお昼寝の後少し外へ・・・という風に
リズムが大切なのだと。
そして実際子どもたちは外にいると疲れる。
長くいればいいわけではないとのことでした。
実際の時間としては、幼稚園児くらいだと、
行き帰りの時間も含めて、一時間くらいが適当。
長くても2時間半とのことでした。
これを聞くと、自然派のお母さんたちからは、
「何て短い!」という声が飛んできそうだなあと思いました。
皆さん一日中外にいるのが当たり前だし、そうでなくても
3時間くらいは軽く遊ぶのが普通だと聞いていたので。
でも、こはなは公園に1時間もいると「もう帰る。」
そうでなくても、疲れるのか飽きてくるのか、
段々と惰性で遊んでいるような感じになってきます。
私はそれを
「外遊びの出来ない子どもらしくない子だなあ。
私があまり真剣になって遊んでやれないからかしら。
と言うか、私自身外に長くいる事が苦痛で、あまりしたくないのが
子どもに伝わっているのかなあ。」
なんて、他の元気いっぱいの子どもたちと比べて劣等感を抱いていたり
したのですが、今日のお話を聞いて少し安心しました。
こはなの発した信号を信じて、
それに従うのがやはり一番よかったんだと。
すると、私と同じようにこの話を聞いて安心したというお母さんが
結構いて、また二重に驚いたりもしました。
色々な考え方があるので、これが正しいとはもちろん言えないと
思いますが。
シュタイナーには語りつくせぬ魅力がありますし、
またちょくちょく触れる機会があることを
とてもありがたく思います。
何より私がこはな以上に癒されるので。

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